さまざまな治療例

「腕が上がらない」50歳代男性 「頑固な腰痛」と「肩」の関係とは(2021年12月)

治療を受けてみて

土屋院長ありがとうございました。

普段から体が硬くて、趣味の水泳とウエイトトレーニング中に「腰痛」と「足の痙攣」が出るのが悩みでした。
足の裏からふくらはぎ・大腿部とマッサージを進めてもらううちに、何十年も蓄積した固い塊をほぐしていただきました。

施術前に写真を撮って見せていただきましたが、肩関節が硬く、手が真っすぐ上がっていませんでした。
脇の下・鎖骨周り・首の付け根と、自分でも異常に硬いことを自覚している部位は痛みもありましたが、ガッツリほぐしていただき別人のように緩みました。

普段もストレッチでは緩みが出にくく、重りを使って緩めているくらいなので私にとっては痛いぐらいが心地よかったです。
その辺りの施術後の体への影響も考えてくださっていました。

その後は顔、頭のマッサージ。ここでちょっと寝てました。心地良くて。

最後は横向きになって腰。これは、院長も驚くほどの状態だったようで、針も打っていただきました。
最初は針を打たれてるのが感じないくらいでしたが、徐々に緩みを感じるようになり、最後はすっかり痛みは感じなくなってました。

施術後に写真を見せていただき、
日常生活で改善すべき点をご教示いただき終了となりました。

これから定期的に通って体を改造していこうと思います。
これからもよろしくお願いします。

治療前と治療後の比較

後側からの撮影です。

施術前(左側)の足元を見ると、踵同士が近づき、つま先が外を向いています。

この状態では、股関節で上半身を支えられていない為、背中が丸くなっているのがわかります。

施術後(右側)は、踵が離れて、つま先が正面を向いています。股関節で上半身を支えることができるようになり、無理なく背筋(せすじ)が伸びています。

横からの撮影です。

施術前(左側)は腕を上げようとしても上手く上がらず、肩周りに力が入っています。

施術後(右側)は背部〜腰部の柔軟性が向上したため、
腕を上げる時に背中を反らすことができて、肩周りの窮屈さがなくなっています。

正面からの撮影です。

施術前(左側)は、腕が上がっていないだけでなく、左右に広がっています。

施術後(右側)は、しっかり真上に腕が上がっています。

考えられる原因

この患者様は、足関節と股関節の柔軟性の低下により、
下肢の屈伸運動を膝関節が一定に引き受けることで下肢が不安定になっています。

下肢の不安定さを、腰周囲の筋肉が過緊張してカバーしていることが、
腰痛の原因になっていました。

また、腰背部の過緊張による柔軟性の低下で、
腕を上げようとしても背中を反らすことができずに、腕が上がらなくなっていました。

今後の治療方針

施術後、股関節の屈曲を意識したスクワットを指導し、施術を終了しました。

今後は、3週〜4週を目安に来店していただき、全体的の施術に加え、股関節の状態を確認したいと伝えました。