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「なかなか治らない」と、治療を諦めていませんか?

「膝が痛くて、屈伸運動ができない」
「肩が痛くて、腕が回せない」
「腰が痛くて、運動する気になれない」

こんな症状があると、整形外科を受診することがあると思います。

「老化ですね」
「椎間板ヘルニアですね」
「脊柱管狭窄症ですね」
「膝の軟骨がすり減ってますね」
なんて診断され、整形外科での治療やリハビリで効果が出ないと
「もう歳だから、しょうがないよね」
と諦めていませんか?

ちょっと待ってください
その痛み、本当に「歳(とし)」のせいなんですか?

確かに、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の所見があるのかもしれない。
軟骨がすり減っているのかもしれない。

でも、もう一度、ご自身の身体をチェックしてみませんか?
身体を構成しているのは、「骨」と「軟骨」だけではありません。

「骨」を動かしているのは、「筋肉」です。

その「筋肉」は、通常なら「正しく」骨を動かしてくれます。
でも、その「筋肉」が疲労して、正しくない動きをしていたら?

先日来院した、50歳代の男性。

しゃがむ時に、膝を深く曲げると「パキッ」と音が鳴り、
膝蓋骨周囲になんとも言えない違和感があるとのこと。
この違和感により、ランニングをすることを諦めてしまったそうです。
走ることもできないから、太り始めたと

この方の場合、大腿二頭筋という太ももの後ろ側の筋肉の柔軟性が低下していることで、
「膝関節」を構成する骨の一つ、
下腿の「腓骨」の動きが悪くなり、
膝の屈伸運動の邪魔をしていました。

大腿二頭筋を中心に施術をすると、屈伸運動がだいぶスムーズになりました。

一方、中学生の女子。

バスケットボール部で、活動中は常に動き続けているそうです。
当日の午前中の部活動中に、膝蓋骨の内側辺りに痛みだしたとのことで来院しました。

この方の場合は、仰向けになると一目瞭然。
膝が痛い方の脚のつま先が、外側に倒れています。

これは「外旋六筋」という、股関節を外旋させて、つま先を外に向かせる筋肉が硬くなっている状態です。
股関節が正常な位置より外旋してしまったことで、
膝関節に「ひねり」が起きてしまい、軽度な炎症を起こしていました。

「外旋六筋」を中心とした施術で、痛みが消失しました。

このように、「痛みのある場所」だけにフォーカスしないで、
もっと広い範囲に視点を広げると、痛みの原因が見つかることがあります。

なかなか治らない症状で
「歳だから」と諦めている方、ぜひ一度ご相談ください。

道が開けるかもしれませんよ。